映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」
見始めてから、「あれ?これ前にみた?」ことを思い出した。
印象に残ってなかったわけだけれど、何年前のことだろう。
こんなに面白いというのに、覚えていなかったなんて。
いまはわかる、のが歳のせいなら、年齢を重ねるのは無駄じゃない。
イギリス映画なので、日本人のわたしがみる印象は当たってないかもしれないけれど、個性的で、でもさりげなくて印象深い大人の登場人物たち、じっとみてしまった。
人は年齢より、どんな境遇にあってどう生きたか、で老成したりしなかったり。
歳を重ねて個性的になってゆくっておもしろい。
で、登場人物はたちは恋をする。いくつになっても、恋心は消えないものなのか?
でも恋心に狂ったり夢中になってのぼせたりしないのは
もう若くないことのよいところ。
もともと、芝居をみるのが好きで、容姿よりお芝居のうまい役者さんに惹かれる。
なのでこういう映画は役者さんをみられておもしろい。
一番映画をみたのは、高校生のころか、
80年代のアメリカ映画には楽しませてもらった。
いつからか映画がつまらなくなって、離れていたのが、
最近また、ときどきだけど映画館に足を運ぶようになっている。
きっかけは、去年、映画館でやっていたウォン・カーウァイ映画特集。
ああこういう時代を生きていた、と切ないような懐かしいような気分になって
映画の楽しみを思い出した。
それからトニー・レオンの魅力は「優しさ」だと再確認もできた。
「優しさ」大事。
__興味がある人に。
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(2012)(コメディドラマ)
原作「These foolish things」Deborah Moggach (著)
続編「マリーゴルド・ホテル幸せへの第二章」