ヨガ話2_"ヨガ"と"ヨーガ"
日本語には外来語がたくさんあって、カタカナ表記で表しますね。
元の言語の正確な発音をカタカナに変換するのはむずかしく、同じ語でも日本語上使い分けていたりいなかったり。
たとえば、
swing → スイング スウィング: ゴルフはスイング、音楽はスウィング?
Hepburn → 女優さんは(オードリー・)ヘップバーンで、ヘボン式ローマ字表記法のヘボン(Hepburn romanization)もあり。
Stevenson → スティーブンソン、スチーブンソン、スティーブンスン 全部同じ人です
余談。
アメリカの人に「Do you like MILO ?」とか聞かれて、
何のことがわからず、商品をみせてもらって、
ああ、ミロ、(子供が大好きなココア味の飲み物)
英語でマイロと言っていたのを、思い出した。
英語でYoga
カタカナにすると「ヨガ」(正確には、ヨウガと聞こえるかも)
元は、サンスクリット語の言葉。
では、サンスクリット語ではどうかというと、
少し伸ばす音になり「ヨーガ」に近いようです。
「ヨガ」「ヨーガ」のちがいは、カタカナ表記のちがいで、決まった使い分けがあるわけではないようです。
ここからは、個人的印象になりますが
「ヨーガ」と表記されているとき、単なるエクササイズやフィットネスじゃないヨガ、インドの伝統的要素、精神性を伝えようとしている印象はあります。
興味あれば。
比較言語学では、「インド・ヨーロッパ語族」に分類される。
ギリシア語、ラテン語などのヨーロッパ諸語やペルシア語と同じ起源をもつ、最も古いインド語。バラモン教の儀礼に用いられる「神々の言葉」であり、祭官が聖典「ヴェーダ」やヴェーダ補助学を伝承するための言葉だった。時代が下り、政治的な発話や仏教の作品にサンスクリット語が採用されるようになっていった。
(参考文献「岩波講座世界歴史4 : 西アジアと東南アジア~十五世紀」"サンスクリット語とパーリ語のコスモス")
ほか、参考「ヨーガの思想/山下博司著」(講談社選書メチエ)